★準備
汚れてもよいTシャツやケープ、ラップ、ステンレスボウル、タオル、手袋やハケなどをあらかじめ準備。床には新聞やビニールシート等をひいておく。
1.ヘナを計る
目安は顎位のボブで50g程度、肩下10センチ前後までの髪なら100g程度。ヘアケアハーブを加える場合ヘナの量の2割程度が目安。
2.ヘナを練る
ヘナパウダーに濃い目に煮出して適温に冷ました紅茶を少しずつ加えながら練る。艶が増し色の定着を助ける。髪の痛みが酷い場合はここでオリーブ、ココナツ、椿、ホホバ等、髪によい働きをするオイルを一緒に練りこむ。ヘナの乾燥を防ぎ、発色を助け、仕上がりの手触りを良くします。
3. ヘナペースト
ダマが出来ないようなめらかに練り上げたら準備完了。最後にユーカリEOを加えて出来上がり。ヘナに紅茶、ヘナにユーカリEOはインドでは定番の組み合わせ。
4.発色の工夫
出来上がったペーストをそのまま髪に塗ってもよいが、よりヘナの発色を引き出したい場合は、ラップをかけて室温で数時間寝かせるとよい。ヘナは水分に溶いてから約12時間で色素展開がピークに。この時間内に寝かせたペーストを使う。寝かせ時間をとる場合は、ユーカリEOは寝かせた後で。
5.ペースト仕上げ
出来上がった(寝かせ終わった)ペーストを髪に塗る直前にユーカリEOを。ここで無糖ヨーグルト、レモン汁丸一個分などを加えると発色とトリートメント力が更にアップ。ヘナペーストの最終的な出来上がりはマヨネーズ位を目安に。ペーストが固すぎると塗りづらく、柔らかすぎると染まりを待つ間首すじ付近から垂れてきたりするので注意。
6.塗る
頭頂部から地肌に塗りこむようにヘナを乗せて毛先へと馴染ませていく。塗り終えた部分から頭のてっぺんにおだんごを作っていくとまとめやすい。ペーストが乾燥しないよう、最初に塗った部分には時折重ね塗りしておくとよい。すべて塗り終えたらラップで頭全体をくるんでタオルなどで保温する。しっかり色を入れたい時の待ち時間は最低でも2時間程度はとりたい。3時間ならバッチリ。トリートメント目的なら一時間程度。
7.流す
待ち時間が過ぎたらお湯洗いで地肌から丁寧に流す。ヘナの前後はシャンプー、リンス類等は必要なし。初めてのヘナや痛みの激しい場合、仕上がり時きしみが出ることがあるが、ヘナの回数を重ねることで改善する。ブローは優しく。
8.白髪染め
白髪にはヘナがよく発色する。100パーセント天然ヘナ特有の赤オレンジが強く出すぎてしまったら、インディゴパウダーを使ってカラーコントロールが可能。→
インディゴで赤み抑え/ダークブラウンや黒に染める
*お勧めセット
ヘナトライアルセット(手袋・説明書付)
ヘナ300しっかりセット(ハケ・手袋・説明書付)