浴用岩塩としてご提供している「カラナマック」(黒い塩)と同様、ヒマラヤ山脈ができあがる過程で数億年前の海水が地中に閉じこめられ、マグマに焼かれ、結晶化し、そこからさらに気の遠くなるような時間を経て出来上がったのが、この天然ピンク岩塩です。 自然から採取される岩塩には産地によって様々な種類がありますが、このヒマラヤ岩塩のような組成は世界でも大変に珍しく貴重なものです。 このピンク岩塩は「カラナマック」よりもやや浅い地層から採取され、あの特徴的な硫黄の香りはしません。
口当たりが大変柔らかく、素材の旨み、甘味をぐいっ!・・・と引き出します。
* 人が余計な手を加えず、自然が育み熟成、結晶化したミネラル塩。
このピンク岩塩は精製していません。精製塩ではそげおちてしまう太古の海のミネラルと生命力が、長い長い年月をかけて凝縮され、結晶化しています。このことから特徴的なのは、塩田などから採取する塩と違って、海水のにがり成分である塩化マグネシウムがマイルドに熟成を遂げているということです。 にがりは健康法として一時脚光をあびましたが、摂取量やその人の食習慣、体質によっては腎臓に負担を掛けてしまう事もわかっています。 こうした事から岩塩は、自然食との組み合わせに、またマクロビオティックなどでも積極的に推奨されています。
* 余計な塩分はカリウムが排出。岩塩自身が持つ、素晴らしいバランス調整能力。
減塩しょう油、減塩梅干、減塩味噌、・・・なんでもかんでも「減塩」の文字が躍っています。なにがなんでも減塩せんが為に、本来保存食であるはずの商品にまで、保存料や防カビ剤、合成調味料などが加えられている現状、なんだか不自然ではないでしょうか?
その一方で、ファストフード、ジャンクフードやスナック菓子から摂取してしまう塩分量の多いこと!
元来、塩(自然塩)は薬として扱われていました。塩は人の身体に必要なものなのです。やみくもに減らすのではなく、「適度な摂取量」と、摂取する塩の「質」が肝心です。
このヒマラヤ産ピンク岩塩は、体内のバランスを自然に、「中庸」に保つ為のミネラルをそのまま豊富に含んでいます。現代人に不足するマグネシウム、余分に摂取された塩分を体外排出するのに必要なカリウム、皮膚や細胞の再生に大切な役割をもつケイ素など、など・・・この塩自身が、すばらしいバランス調整能力をもっているのです。また、浴用岩塩同様、「酸化還元力」にも富んでいます。
* 「中庸」であるということ。
アーユルヴェーダでは、人が健やかに生きる為の要素(ドーシャ)を大きく3つ(ピッタ・カヴァ・ヴァータ)に大別し、それらのバランスを調和させることで、精神や命を健全に保つと考えられています。
中国には古くから薬食同源という漢方の考え方があります。体質を陰陽、虚実、気血水などに大別し、その時の状態を見極めながら、必要な物を取り入れる事で健康のバランスを維持することが出来るというものです。
同じような考え方は日本にも伝わり、自然療法、和漢療法、薬膳料理、また、民間では食べ合わせなどでも言い伝えられてきました。四季のある日本らしく、季節ごとに「旬」のものを食卓に取り入れる事で身体のバランスをとりながら、健康を維持してきました。
最近著名な海外アーティストなどが実践している事で再び脚光をあびているマクロビオティックでも、自分の体質や嗜好、食材を陰・陽という分け方でわかりやすく大別し、両方のバランスをどちらかに偏ることなく「中庸」に保つ事で健康を維持できると考えられています。
すべてにおいて、健康維持の共通項は、「偏らないこと」。つまり、出来るだけ「中庸」に身体のバランスを保つことです。
* ヒマラヤ産ピンク岩塩「中庸の甘塩」こんな使い方♪
調味塩として |
食卓塩としてサラダや、卵料理などは勿論、日常のお料理に!野菜炒めに使ってみてください。塩・コショウだけでお野菜の旨み、甘味が広がります。 |
おにぎりに |
お米の甘味を引き出し、おにぎりの持ちもよくなります。 |
玄米食に |
玄米を炊く際、この塩を一つまみ入れます。玄米がふっくら柔らかく炊き上がり、炊き上がり後のお米の変色もふせぎます。白米を炊く際にもお薦めです。お米の甘味が引き立ちます。 |
煮物に |
素材の甘味を引き出しますので、お砂糖などの使用量が少なく済みます。 |
- 番外編 - |
うがいに |
ピリピリ感がなくマイルドですから、ぬるま湯に少量溶かして「のどうがい」、「鼻うがい」などにご活用下さい。 |
お風呂に |
硫黄入りの浴用岩塩が使えないお客様に。
硫黄の香りがありませんから、お好きな精油と合わせてアロマソルトバスにご活用いただけます。 |
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