● BOHスタッフの、「リタ」 試用インプレッション
マハラニリタは北インド野生ムクロジ種のリタです。
ムクロジ(無患子)といえば、日本でも昔から馴染みがあるハーブなのです。
お正月にする羽つきの、あの丸くて固くて黒い部分です。ムクロジの実は古来石鹸として使用されていたハーブなんです。このハーブがいかに大切な役割をもって使われていたのか、「
病を患わない子」という字をあてられた事からも垣間見えますね。
開封してまずは香りを確認…。南国のドライフルーツのようなふんわり甘い香り。
早速試用レポートスタートです。
「リタの実を大変細かく挽いてあります。パウダーを無防備に吸い込むとサポニンの刺激で確実にむせます。ご注意を・・・。」 by
経験したスタッフ ;
- オイルマッサージのオイル落とし -
定期的な「頭皮のオイルマッサージ」の際、髪のオイル落としに試用してみました。
1.リタにお湯を注いで濃い目のリタ液を作ります。
(ティースプーン山盛り3〜4杯のリタにお湯を250〜350ml目安。髪の量にあわせて増減して下さい。)
2.オイルマッサージ後、リタ液を髪全体に丁寧に馴染ませ、2〜3分置きます。
3.放置後、さらに髪をほぐす様に優しく馴染ませたらシャワーで丁寧に洗い流します。
かなりよく落ちます。コツは髪に乗ったオイルとリタ液をよく馴染ませて、オイルを乳化させることです。オイル落としには卵パックをしてしまう方法がありますが、卵が体質に合わない方にはこちらをお薦めいたします。
- 食器洗い
-
少量を小皿にとりだして、スポンジにつけて食器を洗ってみました。これ、かなりよいです!
ブクブクとした泡立ちはありませんが、しっかりと汚れが落ちています。一番気持ちがよいのはすすぎの時。いままでは、一般の食器洗い用洗剤特有の、あのヌルっ…とした感触が嫌で、流水で相当しつこくすすぎをしていたのですが、リタで洗ったあとは、すすぎが早く済んで、なんとラクで気持ちのよいこと。CMではないですが、すすぎ出してまもなく「キュッキュッ」という感じです。水道の使用量も大きく違ってきそうです。洗い終わり、手のがさつきもあまり感じませんでした。
- リタでバスタイム -
石鹸の代わりにリタを使います。あらかじめリタ液をつくってお風呂に持ち込んでもよいですし、簡単なのは、洗面器に半分程度のお湯にティースプーン1〜2杯程度のリタを溶かし、そのお湯にタオルなどを浸して身体を洗います。リタの甘い香りはリラックスを誘います。
- リタでクレンジング後のオイル落とし♪ -
お化粧のオイルクレンジング後に、リタパウダーを直接手のひらで溶かして顔を洗ってみました。オイルや汚れはきちんと落ちましたが、洗い上がりのつっぱり感などはなく、さっぱりと、しかもしっとりと洗い上がりました。
ただし、
直接手のひらでリタを溶かすと、多少お肌にリタの粒子を感じます。強くこすりすぎないようご注意下さい。敏感肌の方はあらかじめ水分に溶かした「リタ液」をご使用になってください。
* 「リタ液」の作り方は基本的にハーブシャンプーと同様です。水またはお湯で溶かして使用できます。お肌のオイル落としなら300mlの水分に対して約大匙1〜程度の濃度で大丈夫かと思います。ご使用用途に合わせて調節してください。
* リタを煮出して成分抽出する場合・・・沸騰しているお湯に直接リタ粉を入れますと、サポニン成分(洗浄・泡立ち成分)で吹きこぼれる事があります。お湯が沸騰したら一旦火を止め、フツフツが落ち着いてから粉を入れて溶かしてください。そのあと、ごく弱火で火にかけ、数分程度煮出します。火を止めて冷めたらできあがり。
- お洗濯 - 最新版
「リタ」のお洗濯用途への積極的なご推奨を取り下げました。
スタッフインプレッションでレポートしていた「リタ+重曹」を使用したお洗濯では、皮脂汚れは問題なく落ちるのですが、日本でのお洗濯物の仕上がりニーズに多い『真白く洗い上げる』事に対してお応えすることが難しいからです。
リタで白い布を継続して洗い続けますと、次第にリタ自体の色がうっすらと移り、生成り調の風合いになってきます。重曹の比率を上げるなどしますと多少緩和されますが、いずれも漂白作用などは御座いませんので『真っ白に』は仕上がりません。
合成洗濯洗剤でかぶれてしまう、排水を汚さないお洗濯を、というお客様でリタの使用をご希望の場合には、白い物への色移りにご留意下さい。
- まとめ -
生活の色々なシーンでお役に立ちます。エコロジーな天然素材であり、排水を汚すこともなく、カラダにも優しい純植物性ハーブの洗い粉
「リタ」。アイディア次第でさらに使用用途は広がると思います。
是非広く皆様にご活用いただきたい逸品です。 |